物にあふれた現状を考える

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見直そうと思う人が少しずつだけど増えている

日本という国は生活のレベルが向上して久しい国です。
物が溢れかえって、その中でも更にいい物を追求するような生活スタイルが当たり前になっています。
ですから周りの人から見て質素に過ごしているように見える人でも、決して貧しい生活を送っているというわけではなく、周りよりも物の水準が低いというだけで、その生活は貧しいという言葉からはかけ離れています。

まあそもそも普通に生活が出来れば、物の水準もある程度あれば十分生活して行けますので、下手に追い求めるような事をする必要性は無いように思います。

いい物を追求して行こうとすると、今自分の保有している物が普通に機能している物でも変えようと思うようになってきます。

例えば白物家電は余りにも年数が過ぎている物であれば、交換する事によって消費電力が大幅に改善されているので、毎月の電力量を大幅に減らす事が出来ます。
但しこれは少なくとも10年くらいの期間があるものでないと目に見えた効果は期待出来ないかもしれません。
ですが、今日の状況を見回してみると、下手をするとそれよりも早いサイクルで交換しているという事も日常的に起こっています。
最近はどちらかと言うと色んな機能が備わった物が多く、逆にその多機能な部分が寿命を縮める原因になっているみたいですね。

そういった事が原因で機能の一つが使えなくなってしまった為に、新しい物と交換という状況があちこちで起こると、実際はまだ使えるのに捨てられてしまう物が増えています。
そうすると、その捨てられた物は捨てられた場所でどんどん溢れかえって来ることになります。

中にはそういう状況に気づいて、物を使えなくなるまで使って、安易に交換しない人も少しずつですが、確実にいます。

毎年新製品を出して、それを売って行かないと成り立たないメーカーサイドに対して、壊れていないのに買い換える消費者は一見成立しているように見えますが、物が溢れるという問題を考慮すると、必ずしも成り立っているとは言えないのかもしれません。

先日の話と同じような結論になりますが、物が溢れ返るという現状を今一度確認して改善する必要があるのかもしれませんね。

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