縮衣節食(しゅくいせっしょく)

倹約のイメージ

慎ましい気持ちを思い出させる言葉です

生活が貧しいと節約するしかないというか、贅沢は敵だとばかりに最低限の生活しか出来ないと思います。
貧しい生活をしていて、急に裕福な環境になったりすると、金銭感覚がおかしくなってしまう事が多々あります。
それは恐らく我慢していた抑圧が一気に解放されてしまうせいでしょう。

人は生活のレベルを上げるとなかなか下げる事は出来ないと言われています。
やはり大抵は生活の水準を上げたいという願望があるからでしょう。
それでその水準を上げた生活が実際に行われるようになると、それがステータスとなって、また更に上の水準を目指そうとします。
生活のレベルが上がると最初は感慨を覚えますが、次第にそれが当たり前になり、いざそこから元の貧しい生活に戻すとなると辟易してしまうと思います。

ですので、もしリッチになれたとしても直ぐに生活のレベルを上げない方が後々の為にはいいですね。
出来れば豊かになったとしても、生活のレベルは変えない方がベストと言えるでしょう。
一気に裕福になってしまうと、そういう事も頭の中には出て来ないのかもしれませんが…

本当に必要なものに対してお金を使うように出来るのが、一番いいですね。
景気とかを考えると多少は無駄な事に使った方がいいのかもしれませんが、無駄な事に使い過ぎると現在のように物がたくさん溢れ返ってしまいますね。
物が飽和状態になれば、景気はそれ以上良くはなりませんし、人の心は貧しくなって行ってしまいます。

これからは飽和な時代から何事も『ちょうどいい』時代にシフトして行けば、まだまだ世の中が進歩して行く可能性があるのかもしれません。
とりあえず心を豊かにする為の環境づくりに心掛けたいですね。

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