フロントガラスの奥に映る描写 その2

奥のガラスを塗り潰す

先日フロントガラスの奥の描写方法を簡易的に出来る方法をご紹介しましたが、先日もちらっとお話ししましたが、今回はブラシを使って修正する方法をご紹介しようかなと思います。

ブラシも使わないとなかなか覚えられないツールの一つでもあります。

でも慣れて来ると色んな表現方法が出来ると分かって来て、自分の中で表現の幅が広がってくる感じがします。

フォトショップの面白さの一つと言っても過言じゃないかなと思えるくらい、ブラシを使いこなせるのと使いこなせないのでは違って来ると思いますよ。

早速話を進めてみたいと思います。

 はじめに

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これは前回でもご紹介した車のフロントガラスの一部になります。

前回はフロントガラスにグラデーションなどのレイヤーを重ねてから塗りを調整して、それらしく見せる方法をご紹介しました。

今回はブラシを使って、もうちょっと細かく描いてみましょう。

ガラスの奥の背景の一部を塗り潰す

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最初の画像と比較すると、運転席右側のガラスの奥に映っていた背景をブラシで塗り潰してあります。

他フロントガラスに映ったものも同様にブラシで塗り潰しています。

大きい画像で無ければ、これくらいの加工でも十分じゃないかなとは思いますが、運転席右側のガラスに何も映っていないのは不自然かなって感じたら、ブラシで塗った部分の塗りをちょっと弱くさせます。

塗った部分を調整する

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塗りの数値を多少弱くすると、元の背景がうっすらと映って来ますので調整しながらそれらしくなる数値を探します。

元の背景ではなく別の背景を映したい時は、映したい背景を映したい場所にマスクしてから不透明度などで調整すれば、それらしく見えて来ます。

おわりに

ざっと概要をご説明しましたが、今回の要点を下記にピックアップしますと…

  • ブラシは流量を少なめに設定する
  • ブラシの描画モードは「カラー」か「通常」で塗る
  • スポイトを用いて、描画色をこまめに変えるようにする
  • 車など機械的な対象物の場合は、パスを使って範囲を指定して加工する
  • ブラシなどは新規でレイヤーを設けて加工する

この点を押さえておけば割とすんなり出来るようになれます。

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